プレゼンの機会をいただくことはひたすらに感謝です。しかも、ご多忙を極めるエリート管理職にお時間をいただくのは、プレゼンする側も気をつかいます。
こう書き出してしまうと、あたかも嫌味のように聞こえるかもしれませんね(笑)。
ある緊急のお仕事のご依頼にお応えしたというご縁がきっかけになり、お付き合いをさせていただいていたAさん。とは言っても、2度ほど、弊社の新サービスをご案内させていただいた程度ではありますが。
そのAさんから、退職し起業するというご挨拶メールが届きました。その後も、ご連絡メールをいただきました。
ですが、不思議な気分でした。「あんなに人の話を聞けない人が起業できるんだ」というちょっとした驚きです。確かにT大学法学部ご卒業ですから、人脈をお持ちなのでしょう。
あるプレゼのお時間をいただいたときのことです。プレゼンというよりは、ご意見を伺いたいというスタンスでした。
前に根回しをしていたとはいえ、新サービスの話となると、どのように切り出すかは、その場のアンテナ次第。配布した資料のトップページに結論をドンと書き示すことにより、そのサービスを必要とする背景から切り出す手法を選択しました。トップページを見ただけで中身は確かにわかる・・・状況でした。
話し出して2分を回ったところ(体内時計ですが)で、その人が「結論だけ言ってください。忙しいので」と眉を吊り上げて一言。
確かに2分は800文字想定ですから、短くはありません。ですが、大手企業にプレゼンする以上は、こちらも覚悟があります。「その提案の意義」は何があっても伝えなければならない。
場合によっては、ご意見をいただき、提案内容を再検討しようという覚悟もしていましたから。もちろん、他のお客様に対しても同じです。
そのときに、気づきました。この方は「義理で時間をとってやった」という意識であることに。その日は、そのままお暇したように記憶しています。時間は確かにお客様のものです。ですが、パートナーシップがあってこそのお付き合いだと考えていました。
その日のことがずっと頭に残っていました。ですから、「たった2分の話が聴けない」人が、ビジネスの場でどうやって成功するのだろう?と思っていました。
度々、メールをいただいていましたが、最初にいただいたご挨拶とは異なり、学生を相手にするお仕事や世界的に著名な経済学者とお仕事をなさっているようです。
これもまた「そりゃそうだろうね。あれではビジネスにはならないから」と納得。
人の話を聞けない、ことはその人の未来の選択肢を狭めていくことになるのでしょうね。
いろいろな新しいビジネスをご提案くださる、またはパートナーシップをご提案してくださる方々と面談する機会が増えています。思ってもみなかったアイデアや技術がいっぱいあります。「聴く」ことができないことは、もったいない、と思うばかりです。
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