若い世代が「聞いてもつまらない」と感じるのは過去の成功話。
ですが、本当はその話を聞くことが嫌だというよりは、その成功パターンで指示を押しとおしてくることにあるのではないでしょうか?
成功パターンで仕事をしていればある程度、何も考えなくても失敗はしないですむのでしょう。
ですが、若い人たちは「成功」したいのです。成果を実感してみたいのです。過去のパターンで仕事を進めさせると「工夫」「改善」を求められませんから、何も考えなくなります。
彼らにとっては「成功」から遠くなり、モチベーションも低くなります。その結果、転職へ。
若い世代のモチベーションが低いと言われていますが、そこにはこの悪循環が存在しているのではないでしょうか?
過去の成功パターンを大事に、というよりはこだわりすぎる人には一つの特徴があるようです。今話題のファクトフルネス(ハンス・ロスリング著)によると、数字・事実への認識が刷新、変更されない思い込みタイプに多い、ということのようです。
簡単に言えば、世の中の変化を受けとめ、自分の考え方に反映できない人、ということです。
性別で考えると、女性は「自分にしかできない、はじめて」を体験することが何度も人生に組み込まれているので、その都度、自分パターンを作り出さなくてはならないことになります。ですから、ある程度の変化への順応性があるようにも思えます。
ところが女性にはもう一つの「情報収集、検索能力」というスゴ技能力があります。そのスゴ技が時として、「これはこのパターンで大丈夫」という思い込みに走らせるのです。
検索する際の条件に漏れや抜けがあるために起きうる症状です。
このことは性別を問わずに、物事の考え方としては重要な問題です。
つまり、ロジカルに考えることができれば、検索する条件が整い、その結果「過去に該当なし」という答えが検出されるはずなのです。
その結果、パターン区分を変えるという脳内作業が行われます。
一見、難しさに聞こえる説明ですが、ネット検索をしている状況を思い浮かべれば合点がいくはずです。
「私はネット検索が下手」「いつもうまく情報を引き当られない」と感じている方は、「検索条件」に抜け漏れがあるということです。
1つの物事に対して、どれだけのキーワードを連想することができるのか、その中で最新の優先順位を決めれば、ベストな答え、もしくは新しい答えを作り出す、という結論を得ることができるはずです。
「どれだけのキーワードを連想」できるのか?みなさんはいかがですか?
難しいことではありますが、頭の中から引き出す仕組みを持つことができれば実現できることでもあるのです。
実はこの考え方がロジカルワーキングの根幹にある考え方です。
5月15日(水)の女性リーダーのための「セルフリーダーシップ×ロジカルワーキング」では、これからの時代を生きていくための「ロジカルとは何か」について説明いたします。
「女性リーダーのための」とは銘打っておりますが、女性社員を多く抱える職場の男性責任者の方にもぜひともご参加いただきたい講座です。
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