「身の丈」の美学は、裏を返せば「出し惜しみの美学」なのかもしれません。そもそも「美学」というよりは「思考習慣」なのでしょう。
「自分の身の丈はどんどん伸びている、と実感しながら生きる」というのは、体力は低下していったとしても、経験を「はじめて」に託す力は十分にある、という意味です。つまり、限界をもつな、持ってはつまらない時代だ、ということです。