どのように頭の回転の速い人でも、「穴ぼこ」を探しながらスマートに話をすることは難しいものです。
「説明しながら、それに相反する状況の出現を先手で察知し、論理を通す」というのは、臨機応変な対応を求められる場面では、正論を話しながらもそれに「相反する」状況の発生を瞬時に察知しながら、論理を変えずに説明を膨らます「能力」が必要である、という意味です。頭の中で、「今自分の言っていることに反することは想定できるだろうか」と頭の中の情報データを検索する、もしくは場合の数を想定してみる能力です。それができるだけで、「指摘を受け、答える」という時間を省くことができます。