「ある」と「もつ」では、主体性が異なります。それによって、言葉の意味するところも変わってきます。
「会話がある、と、会話をもつ、の違いを理解する」というのは、その言葉の使い方に意図がにじみ出るということです。「会話がある」はある程度の量の会話機会が実在しているということで、「会話をもつ」は話す機会を用意する、という意味に伝わります。この2つの言葉には、相手との関係性がにじみ出ています。意図にあった言葉を選ぶこともコミュニケーションの1つのスキルです。