「かけてよかった」と思っていただける電話応対の極意は「後味」のつくり方にあります。美味しい食事は、食べ終わった後に「嫌な味」が口の中に残りません。素材が上手に下ごしらえや調味、加熱方法によって、美味しくなります。電話応対も下ごしらえ=聴く、調味=入電目的にあった回答の選択、加熱=お客さまの要望との調整、ということになります。
顔の見えないコミュニケーションは自分たちの応対力を磨くチャンスです。
さらに、食後のデザートになるのが、「エンディングトーク」です。「ご遠慮なく、いつでもお電話ください」などの言葉がお腹の中の満足感を包み込みます。お客さまが応対者との距離を縮める瞬間が「後味」なのです。